蒼夜の混沌とした頭の中を徒然に書き綴るぺぇじ
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「…………ふむ」
「おーっす。どした? 考え込んでるみてぇだけど」 「ああ。俺もお前に習って、報酬を現物で貰ったのだが」 「お、何貰ったんだ?」 「“文殊”という霊具だ」 「ぶっ。ちょ、スゲェもん貰ったな、おい」 「ああ。万能な上に貴重なものだから、正直どうしたものかと迷う」 「そりゃなあ。数があれば、時間移動すら出来る反則霊具だもんなぁ」 「貰っておいてなんだが、俺には過ぎたものだ。どうしたものか」 「んー、適当に使っちまえばいいんじゃねぇ? 使えば無くなるだろ、文殊って」 「仕事の報酬に頂戴したものだからな。無意味に使うのもためらわれるな」 「相変わらず義理堅えな、お前は」 「俺を信用して渡して貰ったものだからな。当然のことだ」 「んー。じゃ、ホントに必要な時まで取っとくんだな」 「やはりそうなるか……」 「そりゃそうだろ。いいじゃねぇか。御守り代わりに持っとけよ」 「……そう、だな。そうしておくか」 「ま、“仕事”や“祭り”をやってれば、わりとすぐに使うことになるだろ」 「かもしれんな。使うようなことは無い方がいいのだが」 「は、そりゃ無理だ。俺達に回されるようなのは、危険度はピカイチだぜ」 「違いないな」 「ま、お互い死なねぇように気をつけようぜ」 「そうだな。生きてさえいれば、どうとでもなるからな」 「だな。っと、俺はこれから“仕事”だわ。そんじゃな」 「ああ。では、またな」 PR |
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