蒼夜の混沌とした頭の中を徒然に書き綴るぺぇじ
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「昨日と同じ今日、今日と同じ明日。人々の知らないところで、世界は変貌していた――」
「ど、どうした? 言ってることがわけわかんねぇうえに、なんかやたらとやつれてるぞ?」 「ああ。“外”での仕事で少し使い過ぎてな」 「お前が使い過ぎるなんて珍しいな! 一体何とやり合ったんだ?」 「レネゲイドウィルスの保菌者だ」 「ああ、オーヴァードか」 「うむ。強かった。それにしぶとかった」 「あいつら、再生するからなぁ」 「最高威力で十発も撃ったからな。さすがに弾切れだ」 「刺殺、絞殺、撲殺、斬殺、圧殺、完殺、全殺、惨殺狂殺、 どれを使っても一撃で殺しきるのは無理だからなぁ」 「味方もいたから何とかなったが、一人だったら拙かったかもしれん」 「お? いたのか、味方」 「ああ」 「誰だ? 相手が相手だから、やっぱりオーヴァードか?」 「そうだ。“紺碧の刻印”と“ガンズ&ローゼス”。 この二人と協力した」 「上月兄弟か」 「ああ。“伝説の暗殺者”の名は伊達ではなかった。 凄まじい腕だった。……色々と、な」 「自称だけどな」 「自称だろうが他称だろうが、相応しい能力があれば問題あるまい」 「そりゃそうだ」 「とはいえ、疲れる人だったのは否定できんが」 「だろーなー。俺も一度だけ組んだことあるけど、出来れば二度と組みたくねぇ」 「弟の方はまともなんだが……」 「兄貴の方がなぁ……」 「助かったのは事実だから、文句は言えんな」 「まあな。次の“外”での仕事が“あそこ”にならないことを祈るぜ」 「俺もしばらくは“あそこ”には行きたくないな」 「大変だからなぁ」 「ああ……」 「ま、とにかく今は休んどけや。俺は今から“外”に出張だ」 「そうか。どこに行くかは知らんが、気をつけろよ」 「おうよ。いざとなったら逃げ帰ってくるぜ」 「ふ。お前らしいな」 「おう。んじゃ、またな。 土産は期待すんなよ?」 「ああ。それではな」 PR |
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