蒼夜の混沌とした頭の中を徒然に書き綴るぺぇじ
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「失礼します」
「……」 「博士」 「……」 「博士!」 「……ん、おお。鷹火クンじゃないか」 「ご無沙汰しております」 「うむ、久しぶりだね。今日はどんな用だい?」 「ええ、対吸血鬼用の装備をいくつか幾つかいただきたいのですが」 「吸血鬼用の装備? それなら、確か五番倉庫にあったハズだが……。ちょっと待ってもらえるかね」 「ええ、お願いします」 「…………おお、あったあった。法儀礼済みの銀銃弾、ミスリルで作られた十字剣、 防御用に聖骸布、その他にも色々あるぞ」 「ふむ」 「わたしのおすすめは、これだな」 「銃……? これ、水鉄砲では?」 「うむ。高純度の聖水を撃ち出すから、吸血鬼には非常に効果がある」 「効果はありそうですが、射程に問題があるのでは?」 「そう思うかね? では、あそこの鉄板を撃ってみたまえ」 「わかりました。いきます……!?」 「どうだね、すばらしいだろう?」 「な、何だこれは……」 「水鉄砲だよ。特別製のね」 「鉄板に穴を開ける水鉄砲がどこにありますか」 「あるだろう、ここに」 「……」 「なにかね?」 「……いえ、別に」 「ふむ? まあいい。どうだね、これを持っていかんかね」 「そうですね。考えてみれば、確かにこれは使えます」 「だろう」 「ただ」 「うん?」 「この水鉄砲、別に聖水である意味はないですよね」 「そこはそれ、念には念を入れてるのだよ」 「……では、それを含めて、幾つか装備を見繕ってください」 「うむ、まいど。だいきんはいつものところに払っておいてくれたまえ」 「了解」 PR |
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