蒼夜の混沌とした頭の中を徒然に書き綴るぺぇじ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「ふっ――」 「おいーっす……、って何じゃこりゃ!?」 「――」 「鷹火、このびゅんびゅん飛び回ってるのは何なんだ?」 「――」 「鷹火?」 「――」 「おーい」 「――くっ」 「おわ!? かすった、かすった今!?」 「はぁ……、はぁ……」 「って、大丈夫か?」 「はぁ……。ああ、問題ない」 「何やってたんだ、お前は」 「魔法の練習を少しな」 「魔法? 鷹火が使うのは“術”だろ。何で魔法?」 「先日、管理局に行ってきてな。その時少しだけ教えてもらった」 「へえ。あの誘導ミサイルみたいな魔法は、え~と、なんつったか」 「アクセルシューター、だ」 「そうそう。それって、あの白い悪魔の魔法だろ? 一体何があって教えてもらうことに?」 「またお前は口が悪いな。本人に聞かれたら、スターライトブレイカーを喰らうかもしれんぞ」 「はっ、デカイだけの砲撃なんて、当たるもんかよ」 「確かに、単体なら避けれるだろうが……」 「ま、それはいいんだ、それは。で、何で教えてもらうことになったんだ?」 「先日、管理局で偶然彼女にあってな。その時、俺の直接攻撃の方法が乏しいということを相談したら」 「魔法の伝授になったわけか」 「うむ」 「なんだかな……。そういえば、あいつらの魔法は発動体が無いと使えないんじゃなかったか?」 「デバイスのことか?」 「おう、それ」 「いくつか使わせてもらったのだが、どうにも相性が悪くてな」 「相性?」 「ああ。具体的にいうと、デバイスと“術”は同時に使うことができん」 「はあん、なるほど。そりゃ最悪だな」 「いかに魔法が使えるようになっても、“術”が使えなくなるようでは話にならんからな」 「そりゃそうだ」 「仕方ないので、デバイス無しで使えないかどうか試行錯誤していたところだ」 「? デバイス無しでも使えるもんなのか?」 「ああ、デバイスは補助用の道具だからな。魔法を使う際に、絶対必要というわけではない。 とはいえ、デバイス無しでの魔法行使が厳しいのも確かだが」 「まあ、あの誘導弾3発で息切れしてるようじゃなあ」 「集中してもあれが限界だ。なかなか“術”を使うようにはいかん」 「実用性はあんまねぇなあ」 「ああ、実戦で使えるようにするには、だいぶ術式をいじらないと駄目だな。先は長そうだ」 「ま、がんばれや」 「ああ」 PR |
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