蒼夜の混沌とした頭の中を徒然に書き綴るぺぇじ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 天まで届く高き山。 白雲のかかりしその中腹に、口を開けるは暗き穴。 右の手には闇を照らす灯を。 左の手には闇すら吸い込む黒き宝石を。 持ちいて進むは一人の旅人。 その身に抱くは勇気と畏怖、祈りと渇望、希望と狂気。 渦巻く心をその意でねじ伏せ、旅人は闇を進む。 闇の最奥に何があるのか知っているように。 何がいるのか祈るように。 一歩進むごとに心は闇に蝕まれる。 勇気は萎え、希望は枯れ、祈りは消える。 それでも旅人は止まらない。 足を進めるのは、内に荒れ狂う渇望故に。 その渇望が己を滅ぼすと知っていても、旅人の足は止まらない。 己が破滅よりも、求める渇望がある。 果たされるべき約束がある。 芯に求めるものを秘め、旅人は歩を進める。 彼の者の行く手に待ち受けるは幸福な希望か。 破滅的な絶望か。 あるいは―――― PR ![]() ![]() |
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